思いっきり朝寝坊をして、雨戸をあけたら眩しい陽が射していた。イギリスパンをこんがり焼いてマーガリンを塗る。噛めばサクッとして香ばしく、そして歯ごたえがある。やっぱりうまい。パンがうまいとコーヒーもうまい。朝食はトマトジュースだけで済ましていたが、この頃の仕事は朝が早く腹が減る。スーパーで半斤128円の食パンしか買わなかったのだが、どうせ食べるならとパン屋で273円のものを買った。まあ、朝の少しの贅沢かな。

久しぶりに晴れたので、彼女と一緒に駅前のラーメン屋に行く。細かい砂の舞い上がる道端で、彼女は何度かコンタクトを直して、ラーメン屋の席に着いたのが11時だった。店に入ってカウンターの椅子に座り野菜タンメンと餃子を注文。出入口の一面はガラス張りで開放感があって爽快だ。とくに晴れた日は明るく外の景色が美しく映る。舗道に植えてある背の高い樹が枝を広げて、その枝の葉が陽に照らされキラキラ揺れている。その樹を囲むように置かれたベンチに、日光浴を楽しむ老人の姿。店内は有線放送のポップが流れる。それはまるで安西水丸が描くイラストの世界だと思う。

食事の後、外の景色を眺めたり、ワーキングガール・ヴォーズの続きを読んだり、ゆったりと時間を楽しむ。幸せな時間って、こういうのをいうのかな。




コメント

ラッチ
2009年3月16日17:50

焼きたてのパンの香りとトマトジュース。
最高ですね。

かくの
2009年3月16日18:01

はい。一日の始まりにラッキーな気分になれます。
今日もがんばるぞ、みたいな。

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