図書館に近づくと自動ドアがあいて、一瞬、体臭みたいな、古本のようなものが混ざり合って、熟れすぎた果物のような匂いがする。僕は読み物の棚の前で、本谷有希子とか、タナダ ユキとか、ほとんど読んでしまったし、何がいいかな、と考える。とくに読みたい本もなく、夜明けの縁をさ迷う人々、というタイトルの面白い本を借りてしまった。
図書館を出て飲食店の並ぶ繁華街を歩く。ごみの溜まったところから、ばたばたと黒いカラスが羽ばたいて近くの電線にとまった。そしてグアーグアーと鳴く。日夜、天候に関係なくカラスはどこからか姿を現す。人と共栄共存か。まったく夜鳴くカラスは不吉だな。
図書館を出て飲食店の並ぶ繁華街を歩く。ごみの溜まったところから、ばたばたと黒いカラスが羽ばたいて近くの電線にとまった。そしてグアーグアーと鳴く。日夜、天候に関係なくカラスはどこからか姿を現す。人と共栄共存か。まったく夜鳴くカラスは不吉だな。
コメント
ぜっんぜん話が違うのですが(^^;
私、本屋に行くと「必ず」便意をモヨオスのですよネ;;;(恥)
図書館だと平気なんですが、かくのさんはそんな事ないですか?
本屋でトイレに行きたくなり、図書館はそんなことはありません。
何か本の印刷に使われるインクに秘密があるように思います。
揮発性のインクで店内が充満するような、そんな匂い。