部屋でごろごろしながら、紗央里ちゃんの家という本を読み終えた。なんだか、ところどころ意味の分からないところがあるけど、身近な台所や冷蔵庫が殺人現場だったりして、ホラーの怖さが伝わってくる。
さるそばを食べたあと、散歩でもしようとアパートを出た。夜の風は涼しかった。車も人も少ない裏道を選んで、排水溝の横を歩く。この排水溝は汚くて、フェンスで囲んである排水溝の底には朽ち果てた自転車、空き缶が捨てられ、ヘドロが沈殿している。その汚水の中に鯉がいる。どこから来たのか、何を食べて生きてるのか、鯉は逞しい。
白い外灯が続く道を進むと、藪の中から猫が飛び出たり、明かりのついた家から夕食の支度をするいい匂いが流れてきた。風が強く吹いた日が続いたので、道には葉が散らばっていた。緑の葉もあれば黄色の葉もある。僕は道端の落葉を踏みながら歩いた。
なんとなく闇は魔物がいるような気がする。人には畏怖や恐怖の感情があって、空想や想像によって具体的な形を作ってしまう。僕はそれをふり払うかのように肘をふって歩いた。どこまでも、どこまでも、歩いていく。
さるそばを食べたあと、散歩でもしようとアパートを出た。夜の風は涼しかった。車も人も少ない裏道を選んで、排水溝の横を歩く。この排水溝は汚くて、フェンスで囲んである排水溝の底には朽ち果てた自転車、空き缶が捨てられ、ヘドロが沈殿している。その汚水の中に鯉がいる。どこから来たのか、何を食べて生きてるのか、鯉は逞しい。
白い外灯が続く道を進むと、藪の中から猫が飛び出たり、明かりのついた家から夕食の支度をするいい匂いが流れてきた。風が強く吹いた日が続いたので、道には葉が散らばっていた。緑の葉もあれば黄色の葉もある。僕は道端の落葉を踏みながら歩いた。
なんとなく闇は魔物がいるような気がする。人には畏怖や恐怖の感情があって、空想や想像によって具体的な形を作ってしまう。僕はそれをふり払うかのように肘をふって歩いた。どこまでも、どこまでも、歩いていく。
コメント
ほら!後ろ!後ろ! (((((((◎皿◎))))))))
でも怖い本は一人のときは読めませーん><
うふふふ・・・・・・
秘密欄をお読みください。
紗央里ちゃんの家、ちょっと気持ちわるくなるかも。
僕はとても面白かったです。
日中、誰かと一緒のときにでも読んでくださいな。