ケイトウ
アパートの庭にオレンジ色の夏陽が下りる。その光の中にペチュニアとケイトウが色も鮮やかに咲いている。ケイトウは万葉集の時代に韓藍の花と記されている。「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」という和歌がある。ケイトウもマンリョウも古人をしのばせるものとして名高い。

灯を消して風呂に入った。湯船に浸かって、窓ガラスを開けてぼんやりした外を見た。薄明るい空と黒い家のシルエットがあった。暗い風呂で夜空を眺めると心が癒される。空を見ていたら、フライングヒューマノイドが思い浮かんだ。あれって何だろうな。ジェット噴射装置を背中に背負った人間なんだろうか。でも、あんなに手足をバタバタさせているのは何故だろう。

風呂から出たら決まってアイスを食べる。これがなんとも脱力のひととき。

コメント

ラクス
2009年6月12日22:54

【かくのさ~ん】

ケイトウって漢字だと「鶏頭」って書くのよね(^^)
あのニワトリの赤いベロベロンとしたトサカに似てるからなんだって~w
それ聞くとあんましロマンチックじゃないよね(^^;

かくの
2009年6月13日10:25

ラクスさん。
そうですね、鶏のとさかです。
いろんな色がきれいだー。

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