会社の近くの自販機でコーヒーをふたつ買った。
千円札を入れたのにお釣りが260円だった。
自販機に書かれている連絡先にすぐ電話して事情を説明した。
「それでは担当の者が自販機まで行きます。連絡先を教えて下さい」
あれ、携帯の番号がわからない。メニューのゼロかな。押しても出てこない。
「今、携帯の番号が分からないんですけど」
「こちらに表示されている番号でよろしいんですね」
「あ、はい」
会社で社長にコーヒーをあげて、自販機のことを話した。
「そうなの。じゃあ500円足りなかったんだ」
「うん、どういうふうになると千円札がコインに間違うんだろうね」
そして僕は缶のプルトップを引いて、苦いコーヒーを飲む。
社長と連絡事項も終わって、他愛ない話をしていた。
待てど暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ。
このフレーズが波のように押しては返す。
とうとう雨が降ってきた。
「おそいわね」と社長が事務の合間に言う。
1時間経過。
もう一度電話をしてみよう。
「ただいま混みあっています。のちほどおかけなおしされるか、云々」
1時間半経過。
事務所に前を空き缶を積んだトラックが通った。
「あれ、あれかな」
「あれじゃないの」
しばらくして事務所の横にトラックが止まった。
僕が外に出ると名前を呼ばれ、そうですと答える。
「どういう誤動作ですか?」
「ん、千円札が曲がって入っていたんです」
何を言っているのか、まるで要領を得ない。
僕は500円を受け取り、担当者は頭を下げて帰って行った。
時間をかえせー。
千円札を入れたのにお釣りが260円だった。
自販機に書かれている連絡先にすぐ電話して事情を説明した。
「それでは担当の者が自販機まで行きます。連絡先を教えて下さい」
あれ、携帯の番号がわからない。メニューのゼロかな。押しても出てこない。
「今、携帯の番号が分からないんですけど」
「こちらに表示されている番号でよろしいんですね」
「あ、はい」
会社で社長にコーヒーをあげて、自販機のことを話した。
「そうなの。じゃあ500円足りなかったんだ」
「うん、どういうふうになると千円札がコインに間違うんだろうね」
そして僕は缶のプルトップを引いて、苦いコーヒーを飲む。
社長と連絡事項も終わって、他愛ない話をしていた。
待てど暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ。
このフレーズが波のように押しては返す。
とうとう雨が降ってきた。
「おそいわね」と社長が事務の合間に言う。
1時間経過。
もう一度電話をしてみよう。
「ただいま混みあっています。のちほどおかけなおしされるか、云々」
1時間半経過。
事務所に前を空き缶を積んだトラックが通った。
「あれ、あれかな」
「あれじゃないの」
しばらくして事務所の横にトラックが止まった。
僕が外に出ると名前を呼ばれ、そうですと答える。
「どういう誤動作ですか?」
「ん、千円札が曲がって入っていたんです」
何を言っているのか、まるで要領を得ない。
僕は500円を受け取り、担当者は頭を下げて帰って行った。
時間をかえせー。
コメント
でもたいがい連絡せずに「泣き寝入り」が多いかな(^^;
郵送で100円玉を送ってもらったこともあります。
電話代の方が高くつきました。