蝉の声

2010年7月17日 日常
とてもいい天気で、いや、じりじりと肌が焼けそうな天気に、駅からぶらぶらと歩いて和風さとに入った。僕は日替わりランチとアイスコーヒー。彼女はミニ天丼セットとアイスコーヒーを注文。レストランとか図書館とか涼しい場所があれば逡巡せずに入る。こんな暑い日に外を歩いていたら熱中症になるに違いない。

「うわー、おいしそう」
彼女は僕の日替わりランチを見て喜んだ。
店員の説明ではつくねと春巻きと言っていたが、実際はつくねのハンバーグだった。
彼女の天丼を少しもらって、ハンバーグを少しあげた。天丼の上にのっていた海苔がなんともうまい。ハンバーグはさっぱりとしてご飯が進んだ。

食後、信金から送られたコピー用紙22枚を見せる。参考に謄本を送ってもらったのだ。彼女は出生から死亡までの本籍移動、除籍などの読みづらい文面を解読し、各市役所の申請先を箇条書きにした。

「いや、すごいな」と感嘆の声を出すと、
「こういうの、好きなの」と彼女は笑った。
さすが元銀行員。適切なアドバイスをしてくれた。

帰りに歩道を歩いていたら、今年初めての蝉の声を聞いた。
弱々しい遠慮がちな声は、これから賑やかな声に変わっていくんだろう。

彼女と同じペースで麦茶を飲んでいたら、お腹がかっぽんかっぽんになってしまった。

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