川越小江戸2

2010年8月7日 日常
川越小江戸2
川越小江戸2
クーラーの効いた電車に揺られて川越駅に着いた。改札口を出ると陸橋の上で階段が四方に広がっており、1番、神明車庫行きの階段をおりてバス乗り場に到着。待つこともなくバスがやってきた。バス路線は本川越駅の前の道を走り、なんと、蔵作りの街を通った。この区間は通行止めだと思っていたので驚く。喜多町で下車して少し歩くと川越家庭裁判所の建物が見えてきた。

ポケットからケータイをとり出して被写体の写真をとる。門の中に一歩踏み出して、またケータイをかまえた。どこからか足音がする。急ぐ足音は僕の前に止まり、「すみません。撮影禁止です」と声がした。僕は「え?」と発し、ケータイの液晶画面から眼を離して横を向くと、制帽をかぶった警備員が立っていた。

へえー、写真とっちゃいけないんだ。なんで?魂がとられるから?ま、いいか。彼女に追いつくと、写真とっちゃいけないんだって、と彼女に報告した。
「やっぱり。ケータイ構えたら警備員さんが近づいたから。何か言われてるなと思ったよ」
そう彼女は言って笑った。

エレベーターで4階にあがって家裁の受付に行くと、「午後1からの営業となります」という張り紙があった。1時まで30分くらいあった。これから外に出て時間をつぶすのは中途半端だし、暑いし。

それで建物の中を探索した。廊下をそっと歩くと、小部屋がたくさんある。この部屋を使って協議するようだ。もっと先に行くと渡り廊下があって別館につながっていて、民事調停の事務所があった。事務所の人たちは最初から僕たちが存在しないみたいに、窓から覗いても気にかけない。机に向かって黙々と何か作業をしていた。別館から本館に戻る廊下を歩いても誰とも行き合わなかった。

窓から見る景色は夏模様。土手が見えるのは荒川だろうか。

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