今日、病院に行ったら、窓側の2人が退院したそうだ。窓側のベッドがあいていた。
「あのね、今日から歩いてトイレに行けるようになった」
「え!もう歩いていいの?」
「うん。トイレだけ」
随分と回復が早い。これなら1ヶ月入院しなくてもいいか。
僕はケータイにイヤホンを彼女に渡す。
パッと笑顔になって、ありがとうと言った。
消灯時間がきて、静寂な病室に、隣の22歳の女性はパチパチとケータイをいじったり、袋をガザガザさせて何か食べている。とても耳障りだと彼女は言っていた。それは彼女だけでなく、病室にいるみんなが迷惑していることだろう。
小さな騒音を防ぐために、ちり紙を耳に詰めて寝ると言うので、彼女にケータイのイヤホンを持っていった。
「そちらに移動させてもらえば?」と、僕は隣を気にしながら彼女にささやく。
窓側に移れば少しは煩くないかもしれない。
「ん、そう思ったんだけど…」
彼女はちょっと考えて、「でも、窓側って暑いでしょ?」と言った。
「そんなことないよ。カーテンを閉めれば」
そう言って、窓のところに行ってカーテンを閉めると、意外に日を遮断する。
「看護師に頼んで、こちらにしてもらえば?」
「うん。じゃあ、そうする」
「おれ、言ってこようか」
「ううん、自分で行く」
ひよこのように歩きながら、彼女は病室を出た。しばらくして看護師がベッドを交換してくれた。これで少しは雑音に悩まされず寝不足を解消できるだろう。
「あのね、今日から歩いてトイレに行けるようになった」
「え!もう歩いていいの?」
「うん。トイレだけ」
随分と回復が早い。これなら1ヶ月入院しなくてもいいか。
僕はケータイにイヤホンを彼女に渡す。
パッと笑顔になって、ありがとうと言った。
消灯時間がきて、静寂な病室に、隣の22歳の女性はパチパチとケータイをいじったり、袋をガザガザさせて何か食べている。とても耳障りだと彼女は言っていた。それは彼女だけでなく、病室にいるみんなが迷惑していることだろう。
小さな騒音を防ぐために、ちり紙を耳に詰めて寝ると言うので、彼女にケータイのイヤホンを持っていった。
「そちらに移動させてもらえば?」と、僕は隣を気にしながら彼女にささやく。
窓側に移れば少しは煩くないかもしれない。
「ん、そう思ったんだけど…」
彼女はちょっと考えて、「でも、窓側って暑いでしょ?」と言った。
「そんなことないよ。カーテンを閉めれば」
そう言って、窓のところに行ってカーテンを閉めると、意外に日を遮断する。
「看護師に頼んで、こちらにしてもらえば?」
「うん。じゃあ、そうする」
「おれ、言ってこようか」
「ううん、自分で行く」
ひよこのように歩きながら、彼女は病室を出た。しばらくして看護師がベッドを交換してくれた。これで少しは雑音に悩まされず寝不足を解消できるだろう。
コメント
すっかり涼しくなりました♪
お元気にされてますか?
今、気がつきました。
可愛い色に変わってる~♪
そう、朝晩は寒いくらいですね。
元気で過ごしています。
ちょっと忙しくて更新がとまったままになっています。
夏が終わったので、
また雰囲気を変えようとかと色を変えたりしてます。